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300Bシングル4 2006/10/28

 一見普通の300Bシングルですが、サブシャーシーを取りかえることが出来ます。コネクタですので簡単です、 とは言ってもビスを8本、裏板を外すのに更に6本取り外す必要があります。
とっかえひっかえ替えるのが目的でなく、たまに気分を変えたいときに替えるため、見た目は普通に作ってあります。



 

サブシャーシーは今のところ、出力管は300Bで同じですが前段に6SJ7と7F7の2枚作りました。
6SJ7は一般的な5極管接続で回路的にはごく普通です。ハンダにダッチボーイを使い、線材もビンテージものです。
聞いた感じは、きれいな音がします。悪くもないのですが、魅力的な音ともいえません。もう少し力強さがあれば良くなると思いますが、ごく普通の音です。


7F7は6SL7相当と聞いています。ただソケットがロクタルになります。6SL7ですとRCAなど高価でなかなか使えませんが、 同等管で安く手に入ります。様子を見るため使ってみました。
また絶縁不良のSpragueバンブルビーが手元にあります、何とか使えるよう回路を工夫してみました。絶縁抵抗は600Vで20MΩ程度で不良のレベルです。 100Vでは150MΩ程度あります。7F7をSRPPとして、電源投入時に高電圧がかからないようにします。また出力管のバイアスが変動を受けないよう 定電流回路としました。これで大丈夫とは言い切れませんがしばらくは使えると思います。
さてその効果は、かなり厚みが増していい感じです。とくに倍音に魅力があります。


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7F7のサブシャーシーです。

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6SJ7のサブシャーシーです。JAN-CHS-6SJ7GT(SYLVANIA)ですがどうしても調整が出来ません。電流が流れすぎです。ヒーター電流も 0.8A流れます。バイアス抵抗を高くすれば何とかなりそうですが、他が使えませんのであきらめます。

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5693では調整が出来ました。こちらで特性を取ります。

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 サブシャーシーの取り替え方法です。
まずは、真空管を外します。ロクタルはロックしていますので注意して外します。
なれれば前段は外さなくて出来ます。

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 次に、サブシャーシーの取り付けビスを8本外します。

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 裏返して、底板を外します。

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 サブシャーシーはコネクタのみで付いていますので、上げながら外します。
ボリュームの配線に引っかかります、注意します。

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 サブシャーシーを外した状態です。
わずかに見えるACラインの白い線は14AWG、GE製です。今までは安全性も考え現代のテフロン製にしていましたが、 600V耐圧とありましたので使ってみることにしました。1943年製のビンテージ線で、いつものオークション出品者の 物です。この線材を使うことにより電源ケーブルをオーデオ用に替えたような効果がありました。もやもや感がなくなり、 すっきりして、静かに感じる様になりました。最近のアンプはこの線材を使ってAC周りを作るのが定番となりました。06/11/3

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 次のサブシャーシーをコネクタに取り付けます。

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 表にしてコネクタの近くからビスを取り付けます。
後は真空管をさして、終了です。

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 7F7のサブシャーシーです

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 6SJ7のサブシャーシーです。

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