EF37Aは音が良く気に入って使っていますが、5極管接続では高域が落ちてしまいます。聴いた感じでは問題はないのですが周波数特性では見劣りしてしまいます。
3極管接続ではゲインが足りず高域をのばす方法を探していましたが、5極+3極混合SRPPと言うサイトを見つけました。5極管に3極管の負荷のようです。
出力インピーダンスが下がり周波数特性が改善されそうです。早速作ってみました。このケースでは真空管の追加は難しく仕方なくケースの中へ。
下に特性グラフを表示していますが周波数特性、歪み特性とも改善されています。音質も基本的には変わらず、さらに音が前にでてきます。リアル感も高まりました。
とても良くなったと思いましたが、高域の力強さ、スピード感が減りました。特性は良くなったのに不思議です。
好みにもよりますがおすすめです。2007/11/17
制作にあたり「情熱の真空管」(http://home.highway.ne.jp/teddy/tubes/tubes.htm)様
を参考にさせていただきました。 (5極+3極混合SRPPをぺるけドライブと呼ばれているようです。)2007/11/17
6DJ8では規格オーバーになりましたので、12AU7に変更しました。実際は手元にあったECC82(TELEFUNKEN)を使用しましたが、
これがいいです。音に厚みが出てきました、高域の力強さも戻り、我が家のアンプでは最高の音となりました。
周波数特性は変わりませんが、歪みが増えています。これは前段との歪みの打ち消しがうまくいかなかったと思われます。抵抗の調整で良くなると思いますが支障無いのでしばらくこのまま様子を見ます。 回路図 2008/2/16
NFを使っての周波数改善方法も試しました。300BのプレートからEF37AのカソードへNFをかけています。トランスを含めてのNFは好みではないのでコンデンサは必要ですがこの形になりました。音質ですがこちらは
繊細になりました。解像度も高くいろいろな音が聞こえてきます、レンジも広く感じました。これも良いです。 回路図 2008/2/17
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