トップ  手間かけアンプ製作所2  メール  


300Bシングル7 改造 2007/3/17

 持ち主の依頼で改造しました。
   電源SWを裏パネルに。
   電源ランプを取り外す。
   VRを取り外す。
   RCA端子を削りだし端子に変更。
   SP端子の変更
   裏蓋を3mm厚にして、足を円錐に変更。

前パネルが穴あきになりましたので、アルミの化粧板を付けてみました。雰囲気がだいぶ変わりました。








 スピーカーが4Ωですので4Ωの特性を取ってみました。真空管が違いますので比較になりませんが、歪み率が下がっています。


300B7



s2



s2



s2



s2



s2



300Bシングル7 2007/1/12

 タンゴのトランスで作ってみました。出力トランスはXE−60−3.5S、電源はMS−200CT−A、チョークにSC−5−150の構成です。 、EF37AはITT製(CV358-5A/157D 軍用規格の高品質)を使ってみました。
 主要部品。ブラックキャット0.1μF/1000V、抵抗ーA&B、ブロック電解コン−マロリー、VR−東京光音、 220μF/16V−Cornell Dublier、110μF/150V−マロリー、
 線材、入力ライン 1940年代BRADFORDブラックエナメル単線(22AWG)
     信号ライン 1950年代 SURCO 撚り線
     B電源、グランドライン 1940年代 BELDEN エナメル単線(16AWG)
     ACライン  1943年GeneralElectric 撚り線(14AWG)
ハンダ、1950-1960年代のナッソハンダ。


回路図


当アンプを聞いていただく機会がありました。普段聞けない高級装置でしたが結果は…

まずはお部屋に通していただき、現装置で聞かせていただきました。初めて聞くジャンルでしたが びっくりしました。各楽器があるべきところにしっかりいてその楽器が奏でている様です。 上から下までフラットで何の障害もなく素直に出てきます。このような音は聞いたことがなく感激しました。
場違いなところへアンプを持ってきたようで血の気が引いてきました。今更逃げ出すわけには行かず、 とにかく聞いてみてもらうことにしました。300B−7と未完成な300B−6を持っていきましたので まずは300B−6から。スピーカーから聞き慣れた音が出てきました。先ほどとは全く違います。アンプでこうも音が変わってしまうとは驚きです。 先ほどに比べますと定位が甘いです。音質は比較できません、あまりに違いすぎて好みによるしかありません。
次に300B−7です。こちらの方が定位は良さそうです。音質は変わらず現装置とは違いすぎます。 現装置をこれぞHIFIと言えば、私のアンプは何でしょう。良くも悪くも真空管らしい真空管アンプでしょうか。
改善点として定位を良くするにはとどうするか。音楽を聴きながら頭の中ではフル回転でした。
気になるK氏の感想ですが下に記載させていただきます。

使用機器
CDP DENON DCD-SA1
プリ AMP CARY AE-3
SP HELICON 800

私は通常6C33C-BのOTLアンプを2台駆動して4Ωの大型HELICON SP で
聴いています。先日は300B Sをお借りしていただき有難うございました。
最初300BのシングルでこのSPを鳴らしきれるか気になりましたが
その不安は全く無く特に中域音が艶っぽく豊かに伸びる音には惹かれました。
低域と高域部も音全体のバランスが吟味されているせいか不満は感じません。
多分、配線の線材とハンダに拘ったことが大きな要素だと思います。
現代のSPとCD音が聴き疲れなく音楽性豊かな音で聴くことができました。
音の定位と解像度等も私にとっては満足できるアンプでした、ソースによっては力強さが
もっと欲しいと感じる時もありますが逆にこの部分の音は変に力まなくて良いなと
思わせてしまうような素性が良い魅力のあるアンプだと感じました。
短い時間でしたが試聴させていただき有難うございました。

A . K


別の機会に中国製300Bとセトロン300BとWE300Bで聞き比べてみました。古いためか中国製とUSA製 とは格段の差があるようです。(最近の中国製は持っていきませんでした。)WE製は中域が豊かで、セトロン製は 高域、低域が出るとの感想をいただきました。
このアンプK氏邸へお嫁入りが決まりました。ありがとうございました。
中国製300Bは出戻りです。WEを聞いてしまいますと無理もありません。

再度K氏よりお褒めの言葉をいただきました。

今日譲っていただいたアンプは他とは少し違う今まで聴こえなかった部分が聴こえる
という(WEとセトロンの時)魅力がこのアンプにはありました。
昔のことですが学生の頃1ヶ月位米国中を旅していたときに聴いた生のジャズは心の深部に
しみいるような音だったような気がします、まず脳で感ずる音より肌で感じるというか微妙な
音をEX-60のアンプで体験できました。生の音=いい音ではないと思います確かに310を
使ったアンプは音楽的には確かに良い音です、でも惹かれるような部分が強くありません。
多分ある判別された信号の情報の量とか質の違いのような気がしますが素人の私には
よく解りません。



300B7



300B7


s2



s3



s4



トップ  手間かけアンプ製作所2  メール